スキー事件
夕方に差し掛かり、みんなも疲れてきた頃。
麓まで滑って降りて行こうとした。
途中まできたところで、予定では、林間コースで帰る予定だった。
比較的幅は狭いが、ユーザーが幅広く楽しめるように、斜面は緩やかなコースが多い。
もちろん白馬47にもある。
が。しかし⁈
林間コースの入り口へ行くための分かれ道に差し掛かったところ、、、
なんと、雪が少なく閉鎖されていたのだ。
どうやって降りていけばいい?
今更雪の斜面は戻れない。
もう一つのコースで滑って降りていくしかないのだ。
そのもう一方のコースというのが、上級者向けのコース。しかも夕方ということもあり、雪面は氷始めており、なお難しい。
とりあえず行ってみた。
上級者コースの斜面の上に到着。
下を見てみてもめちゃめちゃ急だし、めちゃめちゃボコボコしてるのが分かった。
これは死ぬ
でも行くしかないのだ。
手始めに彼女が少し降りて滑っていった。
彼女はもちろん問題ない。
ただ、初心者の俺たちには到底同じスポーツだとは思えない。
ビビればビビるほど、スキーというのは後ろに腰がひけて、後ろに重心が行けば行くほど、スピードが出てしまう。なんとも上手く出来ているw
とりあえず、次男が滑っていった。ボーゲンで止まるはずもなく、途中の杭打ちのしてあるところで飛んだ、、、
彼はとても体が小さく…人にぶつかって止まれた。事故にはならなかったが、とても怖かったらしい。でもなんとか途中まで降りられた。
次は長女
彼女も滑り始めた。
もちろん止まれるはずもない。
彼女か竹で出来た杭に突っ込んだ!
両手で杭をなぎ倒して思いっきり突っ込んだ。
怪我はなかったが、すごい光景だ。
彼女も相当ビビったに違いないが、なんとか中腹まで行けた。
あとは長男
ビビって滑り出しもできず。
とりあえず、彼女と俺と大きな声で呼びかけあい、滑って降りるのは無理だと判断。
みんなスキーを、脱がせて。降りることに。スキー履いてなくてもただただ滑り落ちていくが、斜面にへばりつきながら、徐々に滑りながら降りていった。
俺は長男のスキーを持って彼女は長女と次男のスキーを持って、担ぎながら滑ることに。
彼女はさすが、悠々と滑っていく。
俺は?
そんなことやったことない。
子供らよりは滑れているかもだけど、おれもほぼ初心者。
やるしかない。
バタバタ滑りながら、少しずつ降りていく。
なんとか急斜面を抜け、やっとのことで麓まで滑って行けた。
子供達はもう二度とスキーに行きたくないのでは、と心配した。
でも、全員怪我もなく無事で良かった。
スキー場に文句言ってやろうかと思ったが、楽しい旅行なので、そんなことはしない?
降りるのにだいぶ時間がかかってしまい…お昼もまだだったので、朝泊まったロッジで握ってきたおにぎりとお弁当を、みんなで車で食べた。
今まで食べたどの弁当より上手く感じた。
みんな同じ思いだった。
本当に無事で良かった。
帰りに温泉入って♨️帰ろー
そうして帰路に着いた。
そういえば…前日に泊まったのを書きながら思い出しているw
その話は、遡って次の話としよう。
まだ4年前の話だが、昔の話はなかなか思い出せないものだねw