血の繋がり

子供達と血の繋がりがあるかないか。

はっきり言っておれはそんな事あまり重要ではないと思っていた。

 

前の嫁さんと子供達はもちろん血は繋がっている。でも心は繋がってない。

今の彼女と子供達は血の繋がりはない。

当たり前のこと。だけど当たり前じゃない。

 

血は繋がって無くても、心は繋がり始めている。

簡単なことではない。

 

子供達へ真剣にぶつかり合い、子供達も全力で入っていく。

それが繋がるって言うこと。

 

子供達の紹介をしよう。

長女15歳。来月から高校生。なんとか受験をパスし、JKの仲間入りだ。

長男、次男は双子

12歳。来月から中学生となる。

みんな、世に言う思春期真っ盛りのころ。

 

こんななか、突然彼女は入って来てくれた。

子供達は期待と不安。

彼女は不安でしか無かったと思う。

 

今までと生活のルールも変わる。

 

何事も教えてこれてなかった俺に対して、彼女は一から当たり前を教育していく。

 

自分の事は自分でやる。

 

自分の目標を持ってやり遂げる。

 

諦めない。

 

自分を信じる。

 

小さな事から成功させてやる。

 

特に自分に自信がなく、いつも周りを気にしている長女は、彼女とあまりうまくいかなかった。最近まで、、、

 

彼女の話は最後にしよう。

 

まずは双子のチビ達だ。

もう中学生だけど、

 

やっぱり俺の中ではチビ達

 

彼らの奮闘記から始めることにする。

 

はじめての彼女との出会いは小学3年生の秋頃。

体も学年の中で1.2を争う小ささ。

1人はカリカリで細く、1人はポッチャリ系。

顔も全く似てない。性格も全然ちがう。

 

彼らは、前の嫁を母だとは思っていない。

たまに逢いに来る、おばさんとはっきり口で言った。この当初は年3回面会交流というものがあった。

今思えば、全く無駄な。むしろ子供達にとってマイナスなことをしていたという罪悪感でしかない。

 

彼らは、新しいお母さん。ではないが、世間的にはお母さんと言われる人を手に入れた。期待とお母さん像に駆られ、最初は不安だったかもしれない。

始めの面会は映画館だ。

 

初めまして、子供達は人見知りであまり話せない。

そんなスタートだった。

そこから話していこうと思う。